三大義務
皆さんご存知の通り、国民の三大義務と言えば、
①「教育の義務」
②「勤労の義務」
③「納税の義務」
の3つです。
そして今回は、その1つである「勤労の義務」である「働くこと」に関して触れさせて頂きます。
一般的な理由
まず、タイトルにもある「なぜ人は働くのか」ですが、恐らくほとんどの方が
以下のように答えられると思います。
1.「生きていくため」
2.「お金を稼ぐため」
3.「毎日の生活のため」
4.「家族や子供のため」
5.「国や経済のため」
捉え方は人それぞれですので、これらはすべて正解と言えます。
考察
ただ、この中以外にも「とある明確な答え」があります。
、、、ずばりその答えとは「成長するため」です。
「なんだそんなことか」「当たり前じゃん」と思われ方もいると思います。
しかし「なぜ人は働くのか」と聞かれた時に、
第一声ですぐこのように答えられる人は、実は少ないのではないかと思います。
本来、「なぜ人は働くのか」という問いは、
「なぜ人は生まれたのか」や「なぜ人は生きるのか」等の問いに近く、
「ほぼイコールである」とさえ言えます。
つまり、人は成長するために「生まれ、働き、生きる」のです。
中には「別に成長しなくてもいいよ」という人もいるかも知れませんが、
「何の成長もないまま、ただ老いていくだけの人生で果たして本当に良い」のでしょうか。
人が成長するためには、「色んな出来事を経験する必要」があります。
例)
1.「人間関係に頭を悩ませる」
↓
2.「言葉の言い回しや伝え方を学ぶ」
↓
3.「喧嘩や仲直りをする」
↓
4.「失敗や成功体験を得る」
特に成長がないまま「幼稚な価値観のままで生きていく」と
「精神的にはいつまでたっても子供のまま」ですので、そういう人は
「自己中心的な考え方のまま年齢だけ重ねてしまう」ことになります。
そのため、そういった「精神的にも未成熟(=未成長な)人」が、
学校等の教育機関に入ったり、就職して社会に加わったとしても、
「他者との共存が必須な枠組み」の中では、やり取りが上手く嚙み合わず、
きっと何度も挫折を味わうのではないかと思います。
まとめ
、、、つまり働くというのは、
「単なる技術の向上や、お金を稼ぐだけが目的ではない」んです。
他者との関わりの中で、色んな失敗や気づきを経験し、その中で
「反省や改善を繰り返すからこそ人は成長し、労働に感謝できる」んです。
皆さんが日々の労働の中で、様々な出来事に直面し、その度に乗り越え、
「成長を重ねられた時、人生は必ず充実し、より良い社会がやって来る」
と信じてます。
これこそが「人が働く意義」ではないでしょうか。