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SNSに潜む危険性とは

SNSに潜む危険性とは

現在、世の中には「YouTube」「TikTok」「LINE」「X」「インスタグラム」
「Facebook」等、多種多様なSNSツールが普及しております。
そのため、生活必需品となっている方も多いのではないでしょうか。

皆さんご使用のこの「SNS」というツールは、便利であることの疑いは全くないと思うのですが、
注意すべきリスクも同時に存在」していることを、ご承知でしたでしょうか。

今回はその「SNSのリスク」について、触れて見ようと思います。
それではまず、言葉の定義から確認して見ます。

SNSとは

・ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略
・オンライン上でつながり、情報を共有するためのプラットフォーム
・ユーザーは、オンライン上の他者と交流したり、興味あるコンテンツを自由に
視聴or発信したりすることができる。

、、、一般的に言われており、至極納得な内容ですね。
では次は特徴を纏めて見ました。

SNSの主な特徴

1.情報共有、交流、マーケティング、自己表現が可能
2.友人や家族とのネットワーク上でのコミュニケーションが可能
3.オンライン上で販売促進や宣伝が可能
4.趣味、旅行、ニュース等の情報や最新トレンドの把握が可能

「そうそう」「知ってる知ってる」という声が聞こえて来そうですね。

では「メリット、デメリット」の一般例も挙げて見ます。

SNSの主なメリット

①リアルタイムで気軽に情報が得られる
②友人や家族と気軽に繋がれる
③気軽に情報発信や拡散ができる
④興味や関心がある情報を気軽に収集できる
⑤気軽に新しい繋がりを増やしたり、交友関係を広げられる

SNSの主なデメリット

①個人情報の流出の可能性
②真偽不明の噂や他人に知られたくない内容を周りに拡散されたりする
③オンライン上での誹謗中傷やいじめ等、人間関係のトラブルが増える
④嘘の情報や勧誘目的等で、騙される可能性がある

、、、ここで「ん?」と「ある違和感」に気づかれた方は、
いらっしゃいますでしょうか。

そう「メリット」にはすべて「気軽に」という言葉が入ってますが、実はここが重要なんです。

考察

この「気軽に」という言葉が「リスク」と隣り合わになっています。

どういうことかと言いますと、メリット内の①②はまぁ良いとして、
③~⑤は本来「気軽にするものではない」んです。
纏めますと以下です。

③「情報発信や拡散」⇒後の影響も考えて、慎重に行った方が良い
④「興味や関心がある情報収集」⇒真偽も調べて、念入りに行った方が良い
⑤「新しい繋がりを増やしたり、交友関係を広げられる」⇒時間をかけて、徐々に育んだ方が良い

、、、つまり、
「本来時間をかけ、じっくり取るべき言動を、誰でも簡単に行えてしまう」
というのが、ずばりSNSのリスクと言えます。

更にご存知の通り、現状SNSは「小中学生」でも使用していますが、

情報の真偽を判断できず、善悪のモラルが身についてない
精神的に未熟な子供たちでも、気軽に使用できてしまう点

も、多いにリスクだと思います。

※昨年(2024年11月)にオーストラリアでは、
「16歳未満のSNS利用を禁止する法案が可決」され、
世界で初めて国レベルでのSNS利用禁止国なり、賛否が沸き起こって
おりますが、上記理由により、「日本も見習うべきでは」と
個人的には大賛成でした。

まとめ

世の中に生み出されている道具やツールは、
「人々の知恵や技術の集大成」であり、いつの時代でも
人々の暮らしを助けてくれ、本来は感謝すべきものばかりです。

しかし便利だからと言って、

使う側が「正しい使い方」を知らないのであれば、そのツールは本来の目的を見失い、
逆に人を傷つけてしまう可能性が高くなってしまいます。

昨今、AI含めテクノロジーの大幅な進化により、便利や気軽さにばかりに
目が行きがちの世の中だからこそ、逆に「使う側のモラル」がより高く求められている気がします。

SNSも例外ではないです。
便利だからと言って、何も考えず使用してはトラブルの元です。

これを機に、

「正しい使い方とは何なのか」「人を傷つけない使い方はどうすべきか」

等、各自が真剣に考え、日々改善しながら使用すべきではないでしょうか

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