今回は「大人と子供の違い」についてですが、まずは一般論で比較して見ます。
「大人」と「子供」の比較
【大人】
1.成人年齢に達した人
2.社会的責任を背負っている人
3.勤労、納税の義務を果たしている人
4.(子供が居る場合)教育を受けさせている人
【子供】
1.法律で定められた成年年齢に達していない人(=未成年)
2.心と身体が発達過程にある人
3.父母の親権に服している年齢の人
4.一人で有効な契約ができない年齢の人
、、、上記以外によく使われるのは「親に対する子」ですね。
また世間ではよく「大人らしい」「子供っぽい」という言葉も
使われるため、そちらも比較して見ます。
「大人らしい」と「子供っぽい」の比較
【大人らしい】
1.すぐ感情的にはならず、落ち着いて冷静に物事に対処できる
2.自分自身の言動に常に責任を持ち、有言実行できる
3.社会的ルールや他者へのマナーを理解し、時間や約束を守れる
4.どんな時でも他者への配慮があり、思いやりのある行動が取れる
【子供っぽい】
1.すぐに感情的になってしまい、冷静に物事に対処できない
2.自分の損得を最優先に考え、周りの迷惑を考えれない
3.相手に対するマナーがなく、言い訳ばかりして、ルールや約束をよく破る
4.わがままを言ったり、相手を裏切ったり、すぐ嘘をつくことが多い
、、、等、他にもまだまだあると思いますが、代表的なのはこれぐらいでしょうか。
考察
こうして改めて単純比較してみると、
なるほどと納得させられる点ばかりだとは思うのですが、
現在の社会問題として「子供っぽい大人が増えている」気がします。
つまり、上記2つの分析を足し算した以下のような人たちのことです。
例)
・「成人年齢に達しているのに、すぐに感情的になってしまう人」
・「社会的責任を背負っているのに、周りの迷惑を考えれない人」
・「勤労、納税の義務を果たしているのに、相手に対するマナーがない人」
・「子供がいるのに、相手を裏切ったり、すぐ嘘をつくことが多い人」
こうなってしまう最たる原因は
「幼少期に正しい教育を受けてないから」だとは思いますが、
「その責任は勿論、私たち大人たち」にあります。
しかし「その責任ある大人たちが、既に子供っぽい大人である」ならば、
今後の子供たちの成長に悪影響となり、かつその成長が悪循環となるため、
「子供っぽい大人が増えつづてしまう」現象はなくなりません。
まとめ
、、、ならばどうするべきでしょうか?
実は解決策が一つあります。
それは、
「子供たちが親の影響を受け過ぎず、自分たちで自己成長する」
という答えです。
例外として、世の中は立派な親御さんもたくさん居らっしゃると思いますため、
そういう方々を親に持つ子供たちならば、まっすぐ良い子に育つ筈ですので、
特に何の問題もないと思います。
ただもし「親御さんが子供っぽい大人である」ならば、要注意です。
「子供はどうしても親に似る」傾向があるため、子供達がそのまま成長してしまうと、
「そのまま子供っぽい大人になってしまう危険性が高い」です。
即ち、「親が子供の成長を見守る」のは至極当然ですが、
プラスアルファとして、「子供たちも親を常に見極める必要」があります。
現代の子供たちにアドバイスするとしたら、
「親の言いなりになるのではなく、まずは自分自身で考え、
それが本当に正しいことかどうかを見極めれる人になりなさい」
です。
決して「親の言うことを聞くな」「見習うな」という意味ではありません。
「自分自身の考えを常に持ち合わせ、親の考えと合わせて
比較検討してから、正しい判断ができるような人になりなさい」
という意味ですので、誤解なきように。
それではこの話の締めとして、
最後によく聞く有名な言葉を残しておきます。
★「自分が悪い時でも、素直に謝れないのが子供」
★「自分が悪くない時でも、素直に謝れるのが大人」
今後の大人の皆さんによる教育と子供たちの成長について、
何かのご参考になれば幸いです。