教育

最近の学校について

最近の学校について

一般的に、昔から学校というのは「集団教育の場」であり、
他者との過ごし方や人格形成を学べる「義務教育の場」であると言われている。
つまり、学業以外にも「他者への尊敬、感謝や思いやり」を始め、

自分以外の人たちの存在や価値を認めてあげる
物事の本質に気づかせてあげる

、、等など、子供たちが自宅で過ごすだけでは到底気づけない
色んな気づきを与えてあげられるとても重要な場所」だと思う。

しかし、昨今では「子供たち同士や先生達大人への侮蔑や軽視」、
いわゆる「他者への感謝や恩を感じない生活」が横行しており、
その結果「投げやりな思考」「思いやりのない言動」「年功序列が重んじられていない関係」が蔓延し、
「不登校」「いじめ」「自殺」等の増加に繋がっている気がする。

また「SNSの普及」もより拍車をかけていると思う。
昔は学校から帰宅後に生徒同士がコミュニケーションを取ることはなかったのだが、
現代では日常化してしまっている。
本来家に居る時は、学校生活を離れて過ごすべきなのに

夜な夜な「子供達同士で友達、学校、先生の悪口や噂を言い合い、さらに質が悪いことに、
何も考えず「本人に無許可で周りに拡散したりしている。

公然と大人たちの目の前で行われていれば、都度注意もできようが、
SNSという「子供達だけのコミュニティの場」では、どうしたって発見が遅れる。
その結果、以下のような悪循環が生まれる。

  • 「悪い言葉遣いや態度をひたすら覚えてしまう」
  • 「罪の意識を感じず、より言葉遣いや態度が悪くなる」
  • 「日頃の感謝や思いやりが薄れてしまう」
  • 「自責ではなく他責思考の考えが増える」
  • 「モラルや道徳心がない子供達がどんどん増えていく」

人格形成が未熟な子供達にとって、
「家庭内以外での気づきを得られる場所」というのは、本来「かけがえのない場所」である。
、、すなわち「学校」「塾」「習い事」等、
親兄弟以外と接する場所」「親兄弟以外の考え方や価値観を学べる場所というのは、
色んな気づきを与えてくれる大切な場所」である。

中でもとりわけ重要なのは、やはり「学校」だと思う。

「1日の中で最も過ごす時間が長い場所」であり、その分
「子供たちに与える影響が最も大きい場所」であるのは
いつの時代になっても、疑いようのない事実だと思う。

そのため、現代のように「学校の存在価値が薄れてしまっているまま」では、社会は良くなるどころか
傍若無人の無自覚な大人が今後もより増えていってしまう」恐れがある。

「学校は楽しい」「先生が面白い」「尊敬している先輩がいる」等、
本来「学校でしか得られない価値」を、ぜひ周りの大人たちが
現代の悩める子供たちに丁寧に教えてあげて欲しい。

皆が過ごし易くて気持ちの良い、より良い社会になるように。

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